遠く美ヶ原を望む長閑な山里、自然に囲まれた日当たりのよい敷地に建つ信州カラマツ板倉の家です。 切妻屋根のシンプルな外観、薪ストーブで暖をとり、隣の畑で農作業を気軽に楽しめるように土間のある、すべて自然素材で仕上げた家です…
遠く美ヶ原を望む長閑な山里、自然に囲まれた日当たりのよい敷地に建つ信州カラマツ板倉の家です。
切妻屋根のシンプルな外観、薪ストーブで暖をとり、隣の畑で農作業を気軽に楽しめるように土間のある、すべて自然素材で仕上げた家です。老後の暮らしを考えて平屋での生活を希望された施主。ポーチにはスロープも取り付けました。もちろん断熱に配慮した暖かい板倉の家で、最新の省エネ基準を満たし助成金も受けています。
建物の南側半分は、明るい大きな開口を持つ土間、広間、和室と続き、北側半分に小さな窓の個室や水回りが配置され、家の真ん中上部を東西には細長いロフトが貫いています。
ダイナミックで大きな丸窓と繊細な千本格子のある特徴的な玄関ポーチから玄関(風除室)に入り、田舎風の腰付き障子戸を開けると薪ストーブのある板土間に出ます。土間の床は土ではなく、厚いカラマツの無垢板を2重に張った板張りの土間です。硬く水に強いカラマツの板土間は、泥のついた長靴など土足で歩き回っても何ともありません。年月が経つと深い味わいが出て、暖かく掃除もし易い。対面型キッチンに接しているので、来客へすぐにお茶も出せるし、会話も弾みます。孫が来れば、広間の箱階段を駆け上りロフトを走り、手すりから顔を覗かせ呼び掛けてきます。
深い軒に護られた日当たりのよい広い縁側に腰を下ろし、農作業の合間、遠い山々を眺めながらお茶を飲んだり、夕焼けを眺めたり。秋のお月見が待ち遠しい。穏やかな田舎暮らしを楽しめる板倉の家です。
格子の網戸がついた板土間の引分戸を開けると庭と一体となる。深い軒に護られた日当たりがよい広い縁側にもつながる。
大きな丸窓と千本格子の特徴的な玄関ポーチ。スロープがついていて車いすでも上り易い。手前はガレージの屋根。
家とは別棟で木造のガレージ物置を造りました。折版屋根とガルバリウム波板外壁のシンプルなつくり。これも景観にマッチしています。
風除室を兼ねた明るい玄関。千本格子で外からの視線はカット。ハンガー式の障子戸を開けると板土間が現れます。
板土間から広間、和室と続く板倉の空間。
板土間と広間の間は、格子戸で軽く仕切る。
板土間と向合うキッチン。大工さん手作りでオープンなつくりでも、機能は十分。
ロフトへ上るための箱階段。こまごました物の収納に活躍します。
細長いロフト。納戸としても有効に活用できます。
ロフトから見た板土間。机と椅子を置いて応接間としても機能します。