2019年4月24日
信州の建築家とつくる家 Vol.14 発刊
カテゴリー: 設計について
今年も「信州の建築家とつくる家」シリーズが出版されました。長野県の建築家有志による自費出版で、出版社などが多少変わりながらも今回で14巻目です。編集の方法も毎回進歩していますが、やはり掲載される建築の質がかなり向上しています。都会のような狭小な敷地にアクロバット的な解決方法で目を引く建築は掲載されていません。信州ならではのゆったりとした自然に包まれた敷地に、おおらかで質の高い建築ばかりです。しみず建築工房の「原村の家」も掲載されています。県内の書店で販売されていますが、お問い合せいただければ販売いたします。
また、日本板倉建築協会の会誌「いたくら」も、第5号(2019年版)ができました。東日本大震災の板倉仮設住宅が、西日本豪雨の仮設住宅に転用された記事が詳しく出ています。福島から岡山へ仮設住宅がリレーされ板倉工法の可能性・有効性が改めて示されました。協会には新たな会員も徐々に増えて、全国に板倉工法が少しずつ広がっています。この本は、会誌なので一般書店では販売していません。お問い合せいただければ、ご希望の方に販売いたします。
事務所ビル 竣工
昨年から工事をしていた事務所ビルが竣工して、営業を始めています。シンプル&ベーシックな建築ですが、温熱環境には気を使い、置き屋根方式で太陽熱を遮断し、壁の断熱もしっかりしています。もちろん遮熱型のLow-Eペアガラス断熱サッシュ。平面形も単純でフリーアクセスの床を備えオフィスのレイアウト変更等に柔軟に対応します。ローコスト化のため目立ったデザインは一切していませんが、誰にでも使いやすく長く使える建築となっています。