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2018年2月24日

雑誌掲載「KURA」

カテゴリー: 設計について

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信州の情報誌 「KURA」の3月号に、「片丘の家」が掲載されました。連載記事『建築家とつくる!信州快適生活の家』にO邸として紹介されています。家族がテラスに集う微笑ましい写真と共に、お施主さんの言葉や、板倉構法の解説など分かりやすい記事が載っています。

先月取材を受けたもので、元気な子供たちも協力してくれました。子供たちが思う存分飛んだり跳ねたりしても、それをしっかり受け止めてくれる、無垢の厚板。壁や床の多少のキズは、子供たちの良い思い出。気兼ねなく、のびのびすくすくと子供が育つ板倉の家です。

是非、「KURA]3月号をご覧ください。

2018年2月14日

刻み

カテゴリー: 設計について

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板土間の家の刻みが進んでいます。刻みとは、柱や梁などの部材の仕口や継ぎ手と呼ばれるジョイント部分などを加工すること。他にも板倉構法の柱の溝や建具の溝の加工など、木造の家を組上げるための部材の加工全般を言います。

 

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工務店の工場で、大工さんが一本一本加工していきます。今回はプレカットという機械加工を併用しています。

 

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機械では加工が難しい部分などは、大工さんの手刻みで仕上げていきます。板倉の家は「表し」の構造なので、ほとんどの部材が仕上げ材となり、ボードなどで隠れる部分はありません。そのため、加工するときに部材に傷をつけないように慎重に扱います。

 

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板倉の家の壁となる落し板(厚板)も準備されています。全ての板に、本実(ほんざね)といわれる凹凸があり、壁面や床・屋根面を張ったときに隙間無く一体となるように加工されています。

まもなく、全ての部材の加工が終わり、いよいよ棟上が始まります。