春の作業準備
世界中に新型コロナウイルスの惨禍が吹き荒れています。そして、ここ真田の地では昨日は今シーズン最深の大雪に見舞われました。家でおとなしくしていなさい、と地球からの警告でしょうか。五輪・パラリンピックも延期となり、世の中暗い話題ばかりですが、開けない夜はない。誰の上にも日はまた昇る。前を向いて進むしかありません。
さて、 昨年の台風での倒木処理もやっと終盤。道をふさいでいた最後の大物を片付けます。
その前に、チェーンソーのメンテナンス。チェーンソーはソーチェーン(歯のチェーン)の切れ味が命。歯が研がれているか否かで、作業効率が全く違ってきます。なので、私は伐採前にはほぼ必ず目立てをします。最初の写真は土間での様子です。外が寒くても、土間には明るい日差しと薪ストーブの余熱があります。油や泥に汚れるこういうメンテナンス作業に土間は便利です。
私も初心者の頃は、農協などに目立てを依頼していましたが、ヤスリなどの目立て道具をそろえ自分で行うようになりました。目立て用クランプでガイドバーを固定して丸ヤスリで一つ一つのカッター(歯)を研削していきます。
写真は丸ヤスリにヤスリホルダーを付けています。これはソーチェーの種類によりカッターの目立て角度が違うので、ヤスリホルダーの角度ガイドを見ながら目立てをするためです。このカッターは30度。この角度でヤスリを前方に軽く押し出し1か所1か所目立てをしていきます。ちょっと根気がいりますが、森林組合のプロの方などは、大木1本伐採する度にその場で目立てを行うと聞いたことがあります。
このほか、混合燃料(私は自分でオイルとガソリンをミックスし作っています)やチェーンオイルの準備などをしっかり行い安全に気を付けて作業を行います。それでは、伐採に行ってきます。